天然石図鑑
 
英名 Calcite
和名 方解石(ほうかいせき)
産地 メキシコ
化学式 CaCO3
結晶系 六方晶系
硬度 3
比重 2.7
屈折率 1.66
備考  
 
   
 
   カルサイトは炭酸カルシウムが主成分となっており、石灰岩の形成成分のほとんどを占めています。石灰岩はカルサイトが粒状の集合体となったもので、地表に多く存在しており、石英と並んでポピュラーな石の一つとなっています。固体に含まれる不純物によって黄色やピンク色など様々な色が存在しており、不純物を含まないものは無色透明で光沢があります。名前は、ラテン語で石灰を意味する "calx" に由来しています。

 化学式 CaCO3 を成分とする石にはカルサイト、アラゴナイト の2つがありますが、それぞれの特徴は異なっています(これを同質異像といいます)。カルサイトが産出するときの形状は、塊状、柱状、犬牙状、板状など様々で、結晶成分の並び方も異なります。叩いて割ったときに一定の方向に規則正しく割れる劈開(へきかい)という性質もあり、写真のような菱面体(りょうめんたい)となります。不純物の少ない無色透明なカルサイトには、石を通過する光を2つに分ける複屈折という特徴があり、石を通した向こう側にあるものを二重に見えさせる不思議な現象を観察することができます。

  カルサイトはアクセサリ類として市場にでることは少なく、どちらかというと複屈折や劈開の性質を理科の授業などで紹介するために用いられたり、複屈折を利用した機器への組み込み、科学材料などに利用されることが多い石です。また大理石の主成分でもあり、彫刻材料などにも用いられています。硬度が低く研磨加工に適しており、美しい丸みと上品さを与えることができます。

  カルサイトには、不安やいらつきを抑えて心身のバランスを保ち、活力を高める力があるとされています。また黄色を帯びているものには金運や富をもたらす力があるとされています。
 
 
   
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