天然石図鑑
フローライト(螢石)
  フローライト(螢石) フォト1
英名 Fluorite
和名 螢石(ほたるいし)
産地 中国  日本  世界各地
化学式 CaF2
結晶系 等軸晶系
硬度 4
比重 3.2
屈折率 1.43
備考  
  フローライト(螢石) フォト2 フローライト(螢石) フォト3  
   
   
 
 
 フローライトは紫外線を当てると りん光 を発するため螢石という和名がつけられました。また熱によって溶けやすいことから、英名はラテン語で流れるを意味する"fluere" に由来しています。どちらも特徴にちなんだわかりやすい名前です。

  中国が主な産地となっていますが、日本や世界各地でも多く採掘されています。

りん光 紫外線を照射することによって物が発光し、照射をやめた後もしばらくの間発光している現象。対して、照射中のみ発光している現象を蛍光と言います。)


フローライト(螢石) フォト4  
 
  フローライトの大きな特徴の一つは名前にもあるように紫外線を当てると光るという性質ですが、その他に劈開(へきかい)という、叩いたときに一定の方向に規則正しく割れる性質があり、緑色と紫色の写真のような美しい正八面体を成す特徴があります。これがフローライトの人気の一つにもなっています。

  アルミニウム加工の産業に多く利用されている他、フッ素の原料、製鉄用の融剤、窯業(ようぎょう)の材料としても大量に使用されています。特に不純物がほとんど含まれていない透明なフローライトは、特殊光学レンズの製造にも利用されており、天体望遠鏡やカメラのレンズを加工する際にガラスと組み合わせることにより、色のにじみが少ない高性能なレンズを作りだすことが可能です(フローライトレンズ)。

 フローライトには様々な色のものが存在し、発光するという特徴や、螢石という名前など、魅力的な特徴をいくつも持っていることから、宝石やアクセサリーだけでなく観賞用の石としても楽しまれています。硬度が高くないことと劈開があることから、加工方法には石の表面に丸みを与えるカボションカットを用いることが一般的で、加工後も傷がつきやすいため、取り扱いには若干の注意が必要となります。

  パワーストーンとしての効果には、落ち着きを取り戻させ、正しい判断に導く力があるとされている他、ストレスを取り除いて心身の調和を保つ力があるとされています。
 
 
   
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