天然石図鑑
  マラカイト(孔雀石) フォト1
英名 Malachite
和名 孔雀石(くじゃくせき)
産地 コンゴ  アフリカ
化学式 Cu22+(CO3)(OH)2
結晶系 単斜晶系
硬度 3.5 - 4.0
比重 3.7 - 3.9
屈折率 1.65 - 1.91
備考  
 
  マラカイト(孔雀石) フォト2 マラカイト(孔雀石) フォト3  
 
 
 マラカイトは、深い緑色と、カットしたときに表れる独特の縞模様が大きな特徴となっています。この緑色が「ゼニアオイ」という植物に似ていることから、ギリシャ語でこの植物を意味する "malacha" に由来してマラカイトと名付けられました。また和名の孔雀石は、石の模様が孔雀の羽模様に似ていたことに由来しています。

 この石が採掘される環境は銅床となっている場合がほとんどで、形成成分にも銅が多く含まれています。単斜晶系という結晶系に属してはいますが、塊状や粒状で発見される場合がほとんどで、結晶の形で発見されることはほとんどありません。しかし、まれにトゲを密集させたような針状結晶のものが発見されることもあります。これは塊状のものとは全く違った形状をしており、規則的な形を成しているのが見てわかります(寒い地方でよく見られる霜に似ています)。

 その他に、マラカイトは硬度が低いため加工しやすいという特徴もありますが、それは逆に壊れやすいということでもあり、取り扱いには注意が必要です。また極端な温度差や、超音波(洗浄)などからも遠ざける必要もあります。

 固体ごとに色が異なることはもちろんですが、どれも緑色から派生した美しい色をしています。古代エジプトで採掘されていた歴史があり、細かく砕くことで色あせに強い顔料としての利用方法が確立されていたそうです。このような利用は ラピスラズリ(瑠璃) も同様で、特徴的な色を持つ石には共通した利用方法だったようです。日本の文化財(天井絵)などにも、マラカイトから作られた顔料が利用されているものが存在しています。表面を磨き上げることで、丸みと光沢、美しい色合い出すことができるため宝石やアクセサリをはじめ、彫刻作品の材料としても利用されています。

 マラカイトには、精神を落ち着かせると同時に、創造力や洞察力を高めて心身を安定した状態へと促す力があるとされています。また災いから身を守り、幸福を招く力があるとされています。

 
     
   
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