天然石図鑑
トパーズ(黄玉)
  トパーズ(黄玉) フォト1
英名 Topaz
和名 黄玉(おうぎょく)
産地 ブラジル  スリランカ
ロシア  インド
化学式 Al2SiO4 (F,OH)2
結晶系 斜方晶系
硬度 8
比重 3.4 - 3.6
屈折率 1.62 - 1.63
備考 11月の誕生石とされています。
 
  トパーズ(黄玉) フォト2 トパーズ(黄玉) フォト3  
 
   トパーズには、黄、青、淡青、緑、赤、オレンジ、ピンク、無色など様々な色のものが存在し硬度が8と硬いことが特徴です。特に黄色のものが多く目立つことから黄玉という和名がつけらました。英名の "topaz" は、インドの紅海にあるトパゾス島においてこの石が採掘されていたことに由来しているとされています。その島にはいつも深い霧が立ちこめ、船乗り達はたどり着くことが困難で島を探すのに苦労していたことから、ギリシャ語で 探し求める を意味する "topazos" という名前がついたとされています。

  もっとも多く採掘されているトパーズは無色透明か淡黄色のもので、これらは色のないものよりも価値が低いものとされていたためにアクセサリーや宝石として扱われることはほとんどありませんでした。しかし最近になって加熱処理や放射線処理を施すことによって美しい色に変化することがわかってからは、素晴らしい品質のものが安価で大量に生産されるようにようになりました。

  もともと鉱物の中には自然界から発せられる放射線や熱によって美しく変色しているものも多数存在していますが、それらの影響を受けずにいた石は、人手で放射線処理や加熱処理をすることで新しい色変化を促すことが可能です。加熱の加減や放射線の種類などの実験と失敗が繰り返されるうちに、無色透明であったトパーズは放射線処理によって美しい青色に変化させることに成功し、以降は退色しにくく安定していて、美しい状態を保ち続ける宝石として広く市場に出回るようになったのです。

 人手によって変色処理を施されたブルートパーズ以外にも、産地や条件による様々な色をもった天然トパーズが存在していますが、特にブラジルからは黄色や、サーモンピンク、薄く茶色がかった色のものなどが採掘されており、人工的に変色させたものと同じく、アクセサリーや宝石として利用され人々を楽しませています。

 トパーズのパワーストーンとしての効果には、新陳代謝を活発にし、主に皮膚病の治癒や美容に効果のある石とされてきました。また緊張をやわらげて不安やストレスから解放したり、感受性や好奇心を高める力があるとされています。古代エジプトでは、石の温かみのある色から太陽神ラーの宿る石として崇められ、大切なお守りとして身につけられていたそうです。
 
 
   
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